プロジェクトを進めるコツ

IT業界で取り組まれるプロジェクトは、上流から下流へ向かう工程作業が大半です。遂行するためには、それぞれの担当者が今どのような状況にあるか、細やかに把握することが一番のコツと言えるでしょう。進捗状況を把握することで遅れを出すことなく、早めにリスケできるメリットが生まれます。

こうした基本的な部分を解決するには、プロジェクト上でやるべきことをタスク化し、工数を明確化することが大事です。チーム全員で流れを把握する場合、ガントチャートなどを作成してみると良いでしょう。タスク同士に流れがあること、つながりがあることを理解しやすくなります。

また、タスクの優先順位をしっかりとつけることも欠かせません。タスクの中には、あるものが完了しなければ遂行できないタスクも存在します。さらに、効率化を踏まえて先に終わらせるべきタスクも存在するでしょう。緊急性と重要性に着目して優先順位をつけると、仕事もスムーズに進んでいきます。

進捗状況を把握しておくと、終わらないタスクがあれば応援を依頼できますし、進捗状況を把握せず別のタスクに着手するような見切り発車を防ぐことが可能です。共有ツールで都度タスク状況を報告し、進捗状況を可視化するのも良いでしょう。全体の達成率を提示したり、工程上の1日分のタスクなどを提示したりする方法などもあります。可視化できるツールがあれば、メンバーのモチベーションアップや、一部に業務量の負荷がかかることも防げます。